しゃぼん玉


“メイが何したっていうんだよ……。

いくら母親でも、許せない。

こんなの……!!


なんで、娘にそんなこと出来るんだよ!

自分の子供だろ?

離婚した時、メイを引き取ったじゃん……。


なのに……”


リクは涙を流しながら、虚しく散らばったままのガラス片を片付けていく。

このままにしておいたら、メイがこの部屋を使う時にケガをしてしまう。


ここで寝泊まりしたくないと言っていたメイの言葉を思い出し、リクの涙は止まらなかった。


メイがまともにこの家に住めない理由。

それは、翔子が男を連れ込んでいることだけが原因ではない。

もちろんそれもあるだろうが……。

こんなことをする翔子のそばで、安心して眠れはしないだろう…………。