しゃぼん玉


メイは大きなため息をついた。

「じゃあ、リクが代わりに行けばー?

私は行かない」

「なんでそうなるんだよ。


……わかったよ。

父さんや母さんに何か訊(き)かれてもうまくごまかすから、とりあえず俺んち来い!!」

「うん……」

メイの返事が、いつになくやけに素直だなと思っていると、突然、メイがその場に横たわった。

「メイ、寝てる場合じゃないだろ。

荷物まとめて、俺んち……」

そう言いメイの体を起こそうとすると、その体がものすごく熱いことに気がついた。

「メイ……!!

熱あるじゃん!!」

「…………」

リクは慌てふためき、どうしよう、どうしようと、部屋中をウロウロしていたが、

「まずは、部屋で休ませなきゃ……」

メイの部屋の襖(ふすま)を開けた。