メイはポソッと小さな声で、
「金…………」
「お金?」
「どうしても、金が欲しいんだよ」
メイが本音を話してくれるのがとても嬉しく、リクは言った。
「金なら、俺がやる!!
だから……」
「リク、バイトも何もしてないじゃん……。
こづかいだけでしょ?
そんなんじゃ全然足りない……」
「なんでそんなに、お金が必要なの?
話すだけ話してみろって」
リクに話しても無駄だと思ったが、メイは最近のことを話した。
「ババアさ……。最近、毎日のようにここに男連れてくるんだよ。
だからここには寝泊まりしたくない。
気持ち悪いんだよ……。
知らないオヤジが、変な目でこっちをじろじろ見てきてさ。
ババアの彼氏のくせに……。
だから、夜に寝泊まりする場所確保したいの。
どこでもいいから」


