マサヤは、ナナセ、シュン、マナといった見知らぬ顔ぶれに顔をしかめた後、勢い良く扉を閉めようとドアノブに手をかけた。
だが、大きな衝撃音と共に、
「させるかよ!」
シュンはとっさに指先を隙間に伸ばし、マサヤが必死に閉めようとしている扉をこじ開けた。
一瞬の出来事に気を取られていたナナセも、弾かれたようにシュンに加わる。
逃げようとしたマサヤを見て、ミズキの怒りはさらに煽(あお)られた。
「俺には話すことなんて何もねーよ!!
離せ!」
必死に扉を閉めようと力むマサヤに、マナは冷ややかな目で、
「逃げるってことは、やっぱり何か隠してんだね……。
潔く認めたらどうなの?」
シュンとナナセは、どうしてもミズキを楽にしてあげたいという気持ちから、力一杯扉を引いていた。
その時、マサヤの指の力が抜け、扉は音を立て激しく開く。
マサヤを逃がさないよう、開放された出入口を全員で立ちふさいだ。


