“なん……で?” みんなが安堵の表情でリョウの背中を見送る中、メイは一人、固まっていた。 星崎リョウは、ああいう人間だ。 困っている人を放っておけない、誰にでも救いの手をさしのべるようなタイプ。 班長だし、メイの尻拭いをしてもおかしくはない。 メイは、リョウの言動に激しく惹かれてしまった。 男としてではなく人間として、初めて尊敬できる人物に出会えたと思った。