ミズキ達四人は、リクと共に星崎家のリビングに座(ざ)した。
リクはミズキ達に事情を説明する。
リクは昨日の朝、メイの自宅前からメイの後をつけていた。
本当は、学校をサボりがちだったメイを心配して迎えに行くため穂積家に出向いたのだが、
メイは自宅に寝泊まりした様子はなく、私服姿のまま自室に私物を取りに戻っただけのようで、そのまままた、フラリと外に出て行ってしまった。
そして、昨日の朝、メイがこの星崎家の前をうろついていたことが妙に気になったリクは、今日こうして星崎家に来たそうだ。
ミズキは、リクの説明を聞いた後、
「リク君がここにいる理由はわかった。
でも、今の時間、リク君も学校じゃない?
行かなくていいの?」
「普段はちゃんと行ってますから、大丈夫です。
今は、メイを放っておけないんです……。
最近あいつ、全然学校行ってないみたいで……」
皆、しんみりした顔をした。


