しゃぼん玉


シュンに居酒屋のバイトを紹介してもらったリク。

ミズキ達と共にその居酒屋に出向いた後、帰宅の道を歩いていた。

ミズキは嬉しそうにリクを見て、

「よかったね、バイトできることになって」

リクは意気揚々と、

「はい!

ついて来てもらって、ありがとうございます。

シュンさんのおかげです!」

ナナセとマナも、そのやり取りを見て嬉しそうにしていた。

オーバーなくらい喜び感謝の言葉を述べるリクに、シュンは気恥ずかしくなる。

「喜んでもらえるのは嬉しいけど、さん付け、やめね?

一個しか歳違わないんだし、なんか慣れないしさ」

「たしかに、私達もさん付けで呼ばれるのは慣れてないかも」

と、ミズキも照れ笑いを浮かべる。

マナとナナセも同意見のようだ。