しゃぼん玉


だからこそメイは、積極的に周りの生徒たちに話しかけ、接触しようと頑張っていた。

友達がほしかった。

自分を見てくれる優しい存在を渇望(かつぼう)していた。


だが、そんな心意気とは裏腹に、メイが人との繋がりを求めれば求めるほど、皆、メイを避けて通るようになった。

“こっち来るな”

“あっちいけよ”

皆、そういう目でメイを見ていた。

唯一メイをかまってくれていた幼なじみのリクは、メイが他人とコミュニケーションを取ろうとするとなぜか必死に止めようとしてくる。

メイは、それを疑問を感じた。

“なんでリクは、私がほかのコと話そうとするのを邪魔するの?”

リクにそう尋ねると、必ず、

『メイにとって良くないことだから、やめな?』

と、言われた。

“私は友達を作ってはいけないの?

誰かにかまってもらいたいと願うのは、許されないことなの?”

幼き日のメイは、善意がこもったリクの言動で混乱した。