しゃぼん玉


ナナセは嬉しそうに微笑み、

「じゃあ、明日一緒に入会手続きしに行こっか」

「うんっ。

あっ、そうだ。

ナナセ君、これ」

ミズキは、メイに返された金をナナセに渡した。

「穂積さんから……」

同時にミズキは、メイに言われた言葉を思い出し憂鬱な面持ちになる。

ナナセは金が入ったその紙袋をそっと両手で包み、

「そっか……。

でも、これがここに返ってきたってことは、穂積さんが、またミズキちゃんを脅してくるかもしれない」

シュンは深刻な表情をするナナセの肩に手を置き、

「そうだな。

穂積がリクんちを出て行った以上、安心はできない」

「ミズキちゃんはなるべく私達が守るけど、リク君の協力があった方がいいのは確かだよね」

先のことを考えると、マナも、リクと手を結ぶのが一番だと考えた。


四人は同じ思いで視線を交わし合い、リクが待つ場所へ向かったのだった。