しゃぼん玉


シュンは眉を下げ、

「お前の気持ちはわかるし、そうやって努力してるのかっこいいと思う。

でもさ、状況はいつも同じじゃないんだ。

常に変わってる」

ミズキとの関係に安心するのは構わないが、相手に甘え過ぎていたら、いつも同じ関係でいられるとあぐらをかいていたら、大切なことを見落としてしまう。

シュンはナナセにそう言いたかった。

ナナセにもそれが伝わる。


「………………」

「ミズキのこと支えてやるのが、最優先じゃないの?」

「そうだね……。

ジムに通ってることで満足してた部分、あったかも……。

ミズキちゃんの話を聞いてあげることを優先させなきゃ、ジム通いも無意味になるよね」

マナも、ナナセを励ますように明るく、

「ナナセ君の努力知ったら、ミズキちゃんも喜ぶと思うし、隠すことないよ。

私だったら全部話してほしいと思うし」

「マナちゃん……。

でも、そんな話したら、ミズキちゃんに情けないって思われないかな?

ジムのこと話すの、ちょっと恥ずかしいんだ……」