しゃぼん玉


ミズキを送り届けた後、マナはレガシィの助手席に乗り込み、

「ミズキちゃん最近おかしいよね。

今日もすっごいヤケ飲みしてたし……。

やっぱり穂積さんのことがあってからかな……」

マナは、メイを訪ねた時、彼女に偽善者と言われていたミズキのことを思い出した。

「それもあるだろうし……」

「なに?

他に心当たりあるの?」

「うん、まだハッキリとはわかんないんだけどさ……」

シュンはナナセのことを考えていた。

「マナ、まだ時間大丈夫?」

「うん、家に連絡すれば平気」

「今からちょっと、ナナセ呼び出すわ」

「ナナセ君……!?」

マナは目を丸くしていたが、ミズキが何かに悩んでいることには薄々気がついていた。

それはシュンも同じ。

マナとシュンにとって、ミズキは大切な友達。

二人は、ミズキが話してくるまでは、と思い、ずっとミズキの様子を見守っていたのだ。

でも、今日はミズキらしくない酒の飲み方をしていた。

これ以上黙って見ているわけにはいかない。

二人はナナセの元に向かった。