ミズキはそれに、視線だけで同意した。 しかし、ミズキとマナがそう思っていても、もう、打つ手がない。 メイのことは弁護士が何とかしてくれる。 だから安心なのだけど、一旦関わってしまったからなのか、後味の悪さが胸に残る…………。 二人はもどかしさを感じながらも、宇都宮という弁護士の活躍に期待した。 ミズキは気持ちを切り替えるために、努めて明るく、 「臨床心理士以外にも、人を救える職業ってあるんだね」 と、笑った。 その笑顔を見て、マナも気持ちを切り替える。