「キレイだよ、殺されても……いや、殺されたらもう、君を見る事が出来ないから嫌だな」 「な、何を……」 戸惑う表情にも構わず続けた俺の言葉は……届いたのか? 彼女の戦闘態勢が崩れた。 構えていた両手が下り……ん? 「なんか、落としましたよ?」 血にまみれた、彼女のブーツの側にポトリと落ちたモノ。