紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜

そして…………………。


「正直…、私に生きていて欲しいって思ってくれる人なんて…いないと思っていた…。でも、昌磨みたいな人にでも、1秒でも長く生きて欲しいって言われて…嬉しかったよ。」

華央璃ちゃんは、俺は見上げた。

そして、

「だからって、死ぬ事を完全に吹き払ったわけじゃないけど…。もう少し、昌磨と居て考えてみたい。」

と、手をそっと離した。