新宿から電車で15分の距離でしかないのだから、当然ではある。
私の職場が新宿で、匠の職場も新宿で、更には帰る場所が新宿ならば、もう新宿以外の場所に出かける必要はなくなってしまう。
新宿は便利な土地だ。
「ただいまー…っと」
見慣れていながら、どこかおかしな居心地の我が家に踏み入れる。
匠の家と違い、多少の天気の悪さはものともしないこの日当たりの良さ。
しんと静まり返った部屋の中は、温かく、明るい。
匠が初めて私の部屋に訪れた時も、あまりの健全さに驚いていた。
『うっわ、随分と日当たりいいんだなー…』
きょときょとと部屋中のものを見渡しながら、匠は言った。
見られて恥ずかしいものなどないとは言え、彼氏が自分の家にいるというだけで何故だか気恥ずかしい。
私の職場が新宿で、匠の職場も新宿で、更には帰る場所が新宿ならば、もう新宿以外の場所に出かける必要はなくなってしまう。
新宿は便利な土地だ。
「ただいまー…っと」
見慣れていながら、どこかおかしな居心地の我が家に踏み入れる。
匠の家と違い、多少の天気の悪さはものともしないこの日当たりの良さ。
しんと静まり返った部屋の中は、温かく、明るい。
匠が初めて私の部屋に訪れた時も、あまりの健全さに驚いていた。
『うっわ、随分と日当たりいいんだなー…』
きょときょとと部屋中のものを見渡しながら、匠は言った。
見られて恥ずかしいものなどないとは言え、彼氏が自分の家にいるというだけで何故だか気恥ずかしい。



