「祐希奈先輩っ!」



「あー悠希君。おはよ」




悠希君を好きになって一ヶ月がたった6月。




いつのまにか結構仲良くなって、普通に話せるようになった。




「あーっ、今日球技大会ですね」



「だねー。競技なにでる?」



「野球とサッカーっすよ!」



「えっ、そうなの?あたしもサッカーやるんだ」




なんとなくする会話は、意外と楽しいものだった。




球技大会、やっときたこの日。




ついに、ついに颯が見放題!




それしか頭になく、颯ばかりを気にしていた。




「ブラコンだすなよな、恥ずかしいから」




って、言われちゃったけど。