あたしは苦笑しながら、沢村君の後ろに行く。




「宮も嫌なら嫌って言わねーと。日高とヨリ戻したんだろ?」



「…ごめん」



「あー沢村が祐希奈ちゃん困らせたー」



「え、えぇっ!? 宮マジごめん!」




ただ、謝っただけなんだけど。




あたしはきょとんとしながら、沢村君を見た。




日比谷先輩は行ったんレジから離れ、商品の陳列にいく。




「…日高とヨリ戻せて、よかったな」



「え?あ、うん。ありがと」



「……風向き悪くなってきたなー」



「なんか言った?」



「なんも言ってね!」