「祐希奈ー!」 「ちょ、一樹君、ここ学校」 あたしが一樹君にキスをしてから、一樹君は凄く甘くなった。 健全なのは変わらないけど。 それからは学校でも構わず、抱きつかれたりされる。 周囲には「付き合ってたの!?」とめちゃくちゃ驚かれた。 「…ね、三島君目の前でウザイんだけど」 「あ、はよ。お前には福ちゃんがいんじゃん」 「けど、目の前でベタベタしてんの見るの超やだ」 「えー。ひど」 ふてくされてあたしから離れる一樹君。 確かに、藍のいってる事あってる。