「はい、少しだけ……」



「おー、んじゃ、マルゲリータはやめるか」



「へへっ、ありがとうございます」




少し笑ってみる。




笑ったー、なんてボヤク恭哉さんを見て、きょとんとした。




「じゃ、イタリアンでいい?」



「あっ、あたし一番好きです」




「おっ、マジでー?俺もだよ!」




爽やかに笑いながら、慣れたように店員を呼び、頼んだ。




ピザがくるまで、なんとなく恭哉さんと話してる。




意外と趣味があい、話が盛り上がった。




「恭哉さんと話があって楽しいです」




そう言った時だった。