「ねえ、本当にこれでいいの?」 少女は、傷だらけの少年に聞いた。 「…いいんだよ。 俺の記憶があいつらから消えても 俺もあいつらの記憶が消えちまった。」 傷だらけの少年はそう言って微笑んだ。 「これからどうするの?」 「俺は…お前についていくよ」 2人は笑いそのまま去っていった。