「まず、3日前に黒須達が来た時、隣の部屋に占い師の男がいたらしいが、ソイツはどうした?」


流依の方を一瞥しながら、悟志は女に訊ねる。


「アイツなら、昨日から休みだよ」


学校を休む感覚で、女は言う。


「休み?」


悟志達は、顔を見合わせる。


女の言う意味が分からない。