「もう…、嫌だ…」 純輝が、泣き言を漏らす。 その横で、流依は必死にパイプオルガンの方へ、身体を引き摺っていた。 「く…、ろ…、す…?」 「止め…、るんだ…」 ひたすら、流依はパイプオルガンの方を目指す。