「それじゃ、恋愛魔曲じゃなくて、まるで殺人魔曲だね…」


そう言って、流依が苦笑した。


全員が、納得した様に頷く。


「占いって、人を幸せにするためにある筈なのにねぇ…」


理緒が、ふと呟いた。


「何か、悲しいよね…」


「使い方を誤れば、何であれ不幸な結果をもたらすものだ」


理緒の方を見て、悟志が言う。


「うん、そうだね…」


理緒が、頷いた。