諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



叩きつけられて落ちる瞬間に額を鷲掴みにされる。


人を人とは思わない、というか溝出は人じゃないし構わなーいな加減知らずの掌握をせし。




「なに騒いでいるん、ザコキャラ」





魔王、君臨。


「ヒミャアァァッ」


「びーびーうるさくてかなわんわぁ。あんさんに声帯はありまへんから、どこを壊せば黙るん?

てっぺんから隅々まで、粉砕しよかぁ。骨は海やなくて、池に放り投げて鯉の餌にされんと黙るわけないやろ、あんさんは」


「黙るうぅ、黙るからあぁ!鯉の糞にはなりたくないぜですうぅぅ!」


命乞いで絶叫している時点でうるさかった。


このまま、下顎を取り外そうかとも冬月は思うが、ちょうど足元に、指に弁当を引っかけた骨手が転がっていた。