諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



肝心の頭も廊下に落ちたわけだが、その上にむにゅりを通り越したボインが。


「骨ぇ、カルシウム足りてないんじゃないー?」


ゆさゆさと胸を動かし、溝出の頭をごろごろする阿行がそこにいた。


「てめえぇ、ろりっ子!一度ならず二度までもっ、そのばすとで誤魔化せると思うな――おっ、おっ。ま、待て、ま、まさかこの感触は!?」


柔らかみの中に混じり、固みがある一点。右と左に一つずつ、昨日は感じなかった明らかなる変化。


「あ、ノーブラだった」


「ヒャッハアアァァァァ!」


溝出、復活。


これで生気を取り戻さない男はいないだろう。もはや自然の摂理。復活した溝出が頭だけで宙をくるくる回った。