諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



短いながらも連日に渡り会った相手には、あの発狂とも言えよう覇気が抜けていた。もっと言えば、「ヒャッハー」がない。


「わりいな……、こんなみすぼらしい姿で」


「溝出さん、ですよね……?」


動く骨の知り合いが二人もいるはずがないのに、この毒気すらも抜け落ち、出家したような大人しさには聞きたくもなった。


――溝出の骨はところどころ壊れている。


相当な暴力でも受けたか、工場のベルトコンベアに乗ってそのまま解体なり精製なりをされたような。


傷跡だらけ削りまくり。それを何故かガムテープで補強しているのだから、痛々しさにみすぼらしさをプラスしていた。


絆創膏ならまだしもガムテープで折れた骨をくっつけるだなんて、危篤状態でも良さそうなのに、何故また学園に来たのか。