諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



ホラーで怖がることはない龍娘先生にしてみれば、気持ち悪い燃えないゴミと判別されるが、それが学園の中にあるとなれば無視もできない。


「おい」


「ああん?」


「今すぐ消えろ。でなければ、処分する」


猶予を与えたのは慈悲ではなくて、汚い骨に触りたくないという思いからだった。自主的な退室を求めるも、溝出はつっかかる。


「見てわかんねえのかっ、おおう、せんこーよぉ。骨が折れちまってんだよ。体を置いて、頭だけで行けるか!くっつくまで待ってろや!」


溝出の失礼ぶりにあせあせハラハラしてしまう。龍娘先生もチンピラ紛いのしゃべり方に眉ねをあげて、実力行使かと構える三秒前だ。


「早くどかせてえんなら、ボンド持ってこい、ボンド!くっつくのが三倍早いぜえ」