諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



「わたるんと食べられるんならいいよー」


「じゃあ、今日もコンビニですね」


ほのぼのとしたオーラを纏い過ぎ去る背中。


屋内なのに何故か溝出に冷たい風がひゅーっと当たるようだった。


「くそ、くそ……。帰ったら……てれびじょん様に慰めてもらおう」


溝出の癒したるテレビ。折れた背骨を真っ直ぐにしながら、肋骨を丁寧に並べていった。


かなり痛々しく寂しい地味作業だ。


「ん……?」


そんな中、溝出を見つけたのは赤いチャイナドレスの教師。天神学園最強超人とも言えよう李 龍娘先生が廊下に骨を並べる溝出を遠目で見る。


近寄れば呪われるような。溝出の中身(噛ませ犬ぶり)が分からなければ、単なるホラーにしか見えない。