諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



その噂を自ら体験して確かめられないのは手痛いが、こればかりは致し方ないと渉は地道に調べてはいた。


「分かったぜっ。さてはてめえ、ずっと幸せを呼ぶろりっ子をおんぶしていたから、今更不幸せおんぶしても何にも起きねえんだな!」


「相殺説ですか。まあ、溝出さんが分かりやすい方でいいですよ」


それ以前に、『幸せをよぶロリっ子』に反応してしまう人がいそうな解釈だった。


小難し話を聞かない溝出なりの解釈もまたありかと渉は特に否定するこもなく、その脇を通り過ぎる。


「待てや、おいっ」


「骨を無視して、あまおうへ出発だーっ」


「あまおうそのものじゃなくて、あまおう使ったスイーツでいいですか?そっちの方が手軽に見つけられるので」