「そうですか。別に大丈夫です」
「すんませんんんっ、嘘つきましたあぁぁ!正直に話したから助けてくれよ、わたるんさまあぁっ!」
押し潰される骨の必死さは哀れにも見えてきたので、渉は仕方がないかと軽く息を吐いた。
「通常、都市伝説というのはそれに出会った“怪異の対象者”にしか回避できません」
「小難しこと言わずに飛び蹴りしろやあぁっ」
「例えしたとしても、回避方法をしていないあなたを阿行さんはどこまでも追うことでしょう。現段階、紛れもなく対象者はあなただ。
数多ある都市伝説にはルールがあり、故に結末もある。あぎょうさんの場合は食われるか謎を解くか。
ともなれば、都市伝説(あぎょうさん)のルールに縛られたあなたの結末はそのどちらかしかないんですよ」


