(四)
「なるかボケェェェっ!」
タフな溝出は皆の期待を裏切るのである。
「くそっ、冬月め!昨日は俺をお星さまにするたあ、ふてえやろーだ。
だが残念だったな、冬月。俺は産まれながらのお星さまなんだよっ。すたーなんだぜ、ちやほやもてはやされる人気者なんだから、空のお星さまも真っ青……いや、真っ黒になるすたー性を持つ溝出様なんだよぉっ」
真っ黒なお星さまならば輝くまいと言い直した次第である。
懲りないバカは今日もまた天神学園にお邪魔していた。
そろそろ部外者として抹殺されてもおかしくないが、こそ泥らしく忍び込むので認知されていない。
「今日こそあのろりっ子をおぶってやらぁ!いっそ、俺専属のおぶさりっ子として飼い殺してやんよ、ヒャッハー!」


