諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



清々しいほどのサドであった。


何が悲しくて己が肋骨をくわえて、冬月のもとに戻り、また投げられた肋骨を取りに――悲惨エンドレスだ。


「骨ぇ、今日もちょっと面白かったよー」


「笑い事じゃねえぇっ、ちょっ、助けやがれえぇ!今なら洗剤つけて、てめえん家に遊びにいってやっからあぁ!」


「耳障りどすえ、ザコキャラ」


むぎゅうと冬月の足に圧迫される溝出。


相変わらず踏む力が強くとも、冬月の意識は渉たちに移った。


「かんにんねぇ。この骨が迷惑かけたみたいやけど、きっちり言い聞かせますわぁ」


「いえ、特に被害もないので気にしないでください」


「それならええんどす。ああ、あんさんらもむしゃくしゃした時は、この骨ぇ粉砕してええどすえ。

粉砕してもまた元気に帰ってくるさかい。何の心配もいりまへんえ」