優秀だから授業を受けないのか、それでも規律を守れとお叱りを受けそうだが、必要単位は取っているし、出るべき授業には真面目に出て、テストも上位に入るとなれば『もういいや』となるのが心情だったりする。
学園の風紀を乱さないだけでもいいんだ、校舎爆発やら美少女嫌がらせやらをしないだけで渉は叱りの対象外だった。
構ってられないよ、だって普通の生徒ってなかなかいないんだから。とは教師陣の言い分だったりする。
だからこそ、渉は授業にも出ずに誰にも邪魔されず学園内を散策していた。
本来ならば、渉は授業に出ない日は学園にも来ない。
これは偏に己が趣味のため。
別に詰襟学生服集めとかではなく、違う趣味。もはや趣味を通り越しての“義務”として渉はある探求に時間を費やしていた。


