諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



「まあ、コロコロ笑ってジェノサイドされなかったんですから、あなたはまだいい方ですよ」


「うー、うー。からあげ君が食べたい。美味しいもの食べて、ガクブルをはにゃーんにしたいよー」


「ファミチキの次はからあげ君ですか。鳥の食べ比べでもしたいので?」


「今は期間限定で一個ぞーりょー中みたいなんだぁ。プレーン味がいい」


「じゃあ僕はチーズ味にしましょうかね」


流れ的には昨日と同じだ。


だからこそ渉の足取りは昨日と変わりない。二階から一階。長い廊下を渡ろうと。


「ヒャッハー!」


言うまでもなく奴(バカ)の声。


狙ってやったのかまったく同じシチュエーションで窓に特攻する溝出だが。


「びぎゃっ!」


おおよそあり得ない音が窓からした。