諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



「こ、小岩井さあぁん、いたら返事しやがってください、こんちくしょおぉぉ!」


所詮はザコキャラだった。


恐怖に蝕まれた骨がスライディング土下座ならぬ、ヘッドスライディングをかます勢いで飛んでいく。


必死だなぁと思いながら、渉は阿行を背負い直して廊下を歩いた。