諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



胴体の骨を床にばらまいたまま溝出頭は飛んでいく、ただキック力はあってもコントロールはないらしいので壁にぶち当たった。


「げぶっ」


「ゴールだぁ!」


「ざけんじゃねえ、ろりっ子があぁぁ!」


「きゃー」


迫り来る骨頭はホラーだろうが、ふざけた模様で阿行が渉の後ろに逃げておぶさった。


おっと、と重みによるバランスを整える渉に、溝出が眼球なしメンチを決め込んできた。


「おめえら、あんまおちょくってっと、東京湾に沈めっぞ、ああん?こんくり詰めだぞ、おおう?」


「テレビのドラマの真似をするがザコキャラ口調には変わりない、と」


「んなこと書き込むんじゃねえぇ!」


渉の手帳を奪おうにも、軽くあしらわれた。