「では、ザコキャラ妖怪、と」
「より悪い方に書き直してんじゃねえっ、俺を怒らせると小指つめっぞ、ガキャア」
「それでは……、テレビの影響を受けやすいザコキャラ妖怪というので」
「なんか変わったか!?結局、俺はザコキャラじゃねえか。それと『てれび』じゃねえ!俺たちに夢や希望を与えてくれるお方を略すなっ、『てれびじょん様』だ!」
妙なこだわりを持つ妖怪だった。ザコキャラの下に、『めんどうな性格』と渉は付け加える。
「ねえねえ、わたるん。骨はいいからファミチキ食べたい」
「なかなか上手いことを言いますね。溝出という骨を無視したいながらも、ファミチキの骨無しを語るなんて」
果たして阿行にそんな考えがあったかと言えばないとなろう。阿行の癖として、名前ではなくあだ名で呼ぶことが多い。


