諦めないで、幸せを求めて噛ませ犬になろうとも



二階から一階へ、そこから空き教室が並ぶ長い廊下に差し掛かった。


連なる窓から陽射しが入り込み、廊下を照らす。


温かい一時だが、こんな日に限ってはバカは湧いてくるものだった。


「ヒャッハー、ここは通さねえぜえぇぇ!」


高らかに宣言しながら、外から中へ。窓をぶち破って侵入してきたのは骸骨だった。


肉がない白骨。
下半身がなく上半身だけで空中移動をする骸骨は、我が身構わず窓に特攻したらしい。


ちらちらとガラスの破片が雪のごとく。その中にいる骸骨は破片の洗礼を浴びるも。



「きれてなーい」



だって肉ないもん。と、くぐもった声で無傷をアピールしていた。


顎に指をあててみせるのがミソである。