キミとの時間をシェアしよう。

そこからは黙って手を繋いで観覧車まで歩いた。

「こんばんは★マジカルランドの名物・観覧車へようこそ〜!」

ギャルとしか言い様のない、メイクが濃い女が奥から出てきた。

「2人。」

俺は無愛想にそう呟いて観覧車の中へ入った。

「あの〜…彼女さんですよね?お隣さん……。」

……今度話しかけてきたのは


……オス。

「あっ??んだよ。兄弟に見えんのか?」

「い、いえっっ!そんな滅相もない!どーぞ!(汗)」

ちっ……。

雛菊がこんな可愛い格好するからだ。

「あれっ……?秀明くん!?」

は?

雛菊を見るとさっきのバイト野郎に話しかけてる。