「痛ェ────…」

段ボールを叩きつけられた顔面を擦りながら部屋に入った。

「何だコレ…。」

俺が強くぶつかって大きく出来た穴には緑のカーテン。

「アイツか……。」

軽く緑のカーテンに近づくと聞こえる物音。

「なぁ〜、何してんの?」

「…///!?佐々木!?」

「なぁ、何してん?」

「ッ…///準備ですけど?」

「何の〜?」

俺は一体何でこの女の行動を気にしてるんだ?

「お…お風呂…だけど…」

「俺も一緒に入ろうか?」

───ガツン!

カーテン越しに叩かれた頭。

「っ〜…痛ェ〜な、冗談だよ…」

「バカ!」