「ふぁ〜ぁ…んん…っ」

ムクッと起き上がると部屋の端にはちょこんと翔がいる。

「か…ける…?」

「はよ…。」

「おはよ♪翔♪」

「今日…学校、一緒に行かない?」

「え…待っててくれたの?」

「っ…うん…///」

「…いいよ♪行こっ♪」

翔は隆起に似てる。

顔も、声も、優しさも、趣味も。

だけど私は翔を選んだ。

……いつの間にか大好きになっていた。

「優に連絡しなきゃ!!」

優は普段、迎えに来る。

だから断らなきゃ…。

でも、遅かった…。

ピンポ───ン♪

「ヒナ〜!!おはよっ♪」

扉を開けると…

「えぇぇぇぇっ!?可愛い!!ってか…誰!?えぇ!?」

「驚きすぎ。」