「「………」」

沈黙がキツい。

「「あのさ……」」

「あっ、宮本から先どうぞ…」

「ううん!!佐々木が先に!!」

「いやいやいや!!宮本が。」

「えぇっ!?佐々木が!!」

「「……ぷっ…あははははっ!!」」

俺は宮本と笑い合った。

「…じゃ、俺がいい?」

ニコッと微笑んで頷く宮本。

「…雛菊って呼んで良い///?」

「ぇ…っ…ふふっ…あははははっ!!」

「えっ!?」

宮本は再び笑い出した。

「…私も翔って呼んで良い?って言おうとしたんだよ♪」

「マジで───?え…って事は呼んで良い?」

「もちろんだよ♪翔♪」

「…よかった!!雛…菊?」

「あはは〜まだ慣れないね〜!!」

「だなっ♪」

それから俺らは手を繋ぎながらDVDの続きを見た。

泣いたり笑ったりする雛菊を見て俺は幸せな気持ちになった。