「…………あのさ」

「…………ん?何?」

宮本が目を虚ろに、返事をした。

「寝れねぇ?」

「うん…いっぱい寝ちゃって…」


「フーン…///」

“大切なのはムードだぜ?”

「あ、あの…さ…///」

「あぁ────っ!!!!」

急に叫んだ宮本。

「なっっ…何だよ…?」

「ねぇねぇ、それラブストーリーの新作だよねっ!?良いなぁ♪佐々木も見てるんだ〜…」

「えっ…これ!?」

「私、この映画見に行けなかったんだよね〜…良いなぁ〜…」

ぐっっ…可愛い///

「じゃあ…見るか?」

「良いの!?やったぁ♪」

ルンルン気分で布団にくるまりながら俺の隣に座る宮本。

「っ…///つけるぞ…///」

近ェ…///

「うんっ♪つけて〜!!」