「ココよ、入って」

茜さんが指差す部屋を開けると、白い壁のシンプルな部屋だった。
「荷物は……あぁ〜…ヤバ。本間さんの部屋に入ったかも……」

本間さん…?誰かな?

「本間さ────ん!いるっ!?」

茜さんは私の部屋の隣の扉を強く叩いた。

「はい。茜さん、どうかしましたか?」

わぁ〜…かっこいい…

「荷物、何か混じってなかった?」

「あぁ…コレかな?はい。」

本間さんは私の荷物が入った段ボールを持ってきてくれた。


「僕は本間 雄。お隣さんだね?」

「あっ、はい!!宮本 雛菊です!」

「雛菊ちゃんね。翔と同じくらいなのかな?茜さん。」

「あぁ〜…そんくらいかな?」

「か…翔さんとは誰ですか?」