「ここがティアラかぁ〜…」

ピカピカな白い家を見つめながら私は呟いた。

私は宮本 雛菊。

今年で高1になります!

親に頼んでシェアハウスに一人暮らしをすることになったんだ♪

「すみませ───ん!誰かいませんか?」

藍色の扉を少し開いて叫ぶと、すぐに綺麗な女の人が出てきた。

「ん?アナタは………あぁ!新入りの子ね?宮本さんだっけ?」

「あっ…はい!そうです♪宮本 雛菊です。お願いします!」

すると女の人は手にしていた煙草を私に向けた。

「私は茜。アナタさ煙草のにおい平気?」

「え……はい…平気ですが…。」

「へぇ〜…じゃあ私の部屋が近くても大丈夫ね♪コッチ来て。」

私は言われるままに茜さんの後ろを歩いた。