「未琴ちゃん!」

「あ、千咲遅れてごめんね」


久々に千咲と学校以外で会うから嬉しかった。

でも、どうしても師走の事が頭から離れなくてうまく楽しめなかった。



買い物も済んできた頃。


「ね、未琴ちゃん!座らない?
てか今日ドーナツ安いよーっ」


千咲が気を遣ってくれているのが分かる。

なに困らせてるんだろう……。


ドーナツを買い、席に座る。


「ね、千咲…聞いてくれる?」

「うん、いいよ」


千咲に、師走に告白されたことを話した。