あの日から、俺は水無月に時々伴奏のアドバイスをしたりした。


「さすが長月だね、ばれたかw」

水無月も素直に俺の言ったことを受け入れてくれて、少しずつ夏の頃の関係が戻りつつあった。




自然教室の話し合いも、水無月と話したりしてやっと距離を縮められている気がした。


水無月と師走はまたメールを再開したらしい。

でも、水無月のあの言葉を聞いたから少しだけヤキモチを妬かなくて済む。



【うち、師走とは付き合わないよ】


俺はこの恋は絶対叶える。

そう決めていた。