「長月のピアノが凄すぎて…涙出た」 「まだ本気じゃねぇよ?」 「えっ……」 じゃあ本気の長月のピアノを聴いたら私は死んじゃうんじゃないか…? 「大袈裟」 長月は私の涙を指で拭った。 「やっぱ長月は凄いなぁ こんな人に教われるなんて夢みたい」 「だから大袈裟w」 「だって~!」 まだ日が高かったからもう一度私は長月の指導を受けた。 「トリルのコツはな、手首を…」 長月はそっと私の手首を掴む。 「こうしてやると、綺麗にトリルが出来るだろ?」 「本当だ!バランス良く音が出る!」