決まった時間、決まった場所。 道の向こうから奏ちゃんが現れる。 ぴったりの時間。 いつもと同じような格好。 性格の、根っこのところが、すごく優しくできてる奏ちゃん。 その、優しいところが、柔らかい雰囲気になって、まとわりついている。 あの雰囲気も、いい。 あたしは歩き出す。 わざとこちらを見ない奏ちゃんに、すっと近づく。