「は?別について歩く訳じゃないし、なんねぇだろ」 そうなのかな? なるとおもうんだけど…。 「あ…哲理なら分かるかも」 翔太は思いついたように言った。 「そっか、てっちゃんは物知りだもんね!」 私は急に嬉しくなった。 「後で聞こうか」 「うん!」 翔太のこういう優しさが好き。 このさりげない優しさが好きなんだ。